RC型集水井工法研究会会長 檜垣 大助
 


経  歴
昭和51年東北大学理学部地学科卒業
昭和58年東北大学大学院理学研究科後期課程単位修得退学
理学博士
建設省入省、岐阜県庁、土木研究所、JICAネパール治水砂防技術センター等勤務を経て、平成10年より弘前大学農学生命科学部准教授、15年より同教授を務める。
(公社)日本地すべり学会理事(前会長)、東北地理学会評議員
専門分野:砂防学(とくに地すべり)、応用地形学
研究テーマ:地形・地質構造発達過程検討による地すべり調査・対策手法、発展途上国に適した低コスト砂防技術、地すべり地の環境多様性と防災
会長挨拶
 豊富な降水と、地殻変動の影響を受けて急峻な地形と脆弱な地質が分布することの多い我が国では、地すべり危険地帯が相当な面積を占めています。加えて、最近の地球温暖化に伴う気候環境の変化は、豪雨・豪雪など極端気象現象を生じさせ、斜面災害のリスクはいっそう高まっていく懸念があります。
 地下水供給は地すべりの主要な要因であるため、地下水排除工は最も普遍的に行われる地すべり防止工法です。集水井はその1つで、深い地すべりや規模が大きく傾斜の緩い地すべり地で多用されます。一般に地すべり地の地盤は過去の地すべり移動や地殻変動による応力を受けたり風化の影響によって、しばしば地盤は脆弱になっています。また、火山地帯などでは、酸性の強い地盤環境の場所も存在しそこでは地すべりが発生しやすくなっています。RC型集水井工法は、シールド工法により鉄筋コンクリートセグメントを用いて井壁を構築していくもので、掘削深さや地盤条件, 地下水の有無にかかわらず安全に施工できる特徴を有しており、これまで全国各地に施工されて参りました。部材の特徴から耐久性にも優れております。本研究会は、このような特徴を有するRC型集水井工法による斜面の安定化と集水井施工技術の向上と本工法の普及発展を目的として活動しております。
 傾斜地が国土の多くの部分を占める我が国で、斜面と共生していく安全で快適な地域社会の実現に少しでも貢献できればと思う次第です。

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